スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在です。しかし同時に、個人情報の宝庫でもあります。ウイルス感染やフィッシング、ダークウェブへの情報流出といったリスクからスマホを守るために、セキュリティ対策ソフトの導入はとても重要です。
今回は、Android向けの有料セキュリティソフトの一例として「McAfee Mobile Security」を取り上げ、基本機能や導入手順をわかりやすく解説します。
なぜセキュリティ対策ソフトが必要なのか?
スマートフォンは常時インターネットに接続されており、以下のようなリスクにさらされています。
- 不正アプリのインストールによる情報漏えい
- フィッシングサイトによるパスワード詐取
- フリーWi-Fiを介した通信の盗聴
- 紛失・盗難によるデータ流出
こうしたリスクに対処するには、ウイルス対策だけでなく、Web保護や盗難対策など多層的な防御機能が求められます。
McAfee Mobile Security の特徴
McAfeeは有料セキュリティ対策ソフトの代表的な選択肢のひとつで、Android版では以下のような機能を備えています。無料版と有料版で利用できる機能が異なるため、必要な保護レベルに応じて選びましょう。
無料で利用可能な範囲
インストール後McAfeeアプリをサインインせずにスタートさせると、無料で使える機能の画面が表示されます。
- 最初にスマートスキャンがあります、ウィルス対策スキャン、Wi-Fiスキャン、IDスキャンがありメールアドレスを入れてスキャン実行ができます
- メールアドレスはIDスキャンでダークウェブにメールアドレスの漏洩がないかを調べるためのものです。調べたいメールアドレスを入れます
- ウィルス対策スキャン、Wi-Fiスキャン、IDスキャンは個別に実行できます

有料機能
以下は有料版で利用できる機能です。

インストールと初期設定の手順
McAfee Mobile Security の導入は以下の流れで進みます。5〜10分程度で完了します。
1. アプリのインストール
- Google Play ストアで「McAfee」と検索し、公式アプリをインストールします。

2. アカウントの作成・ログイン
- 無料版画面から「アップグレード」によりトライアル・購入手続きが行えます。
- 既にPC版を使っている方は同じアカウントでサインイン可能です。
- 以下はPC版のMcAfeeアカウントでサインインした後のメニューです。
無料版で表示されていた有料版メニューと異なるので、有料オプションのメニューも含まれていたのかもしれません。

3. 権限の許可
- 位置情報やファイルへのアクセス許可が求められます。
4. 最初のウイルススキャン
- インストール後に自動でスキャンが始まります。
- 完了後、セキュリティスコアが表示され、次の対策が案内されます。
5. スキャンのスケジュール設定
- 「ウィルス対策スキャン」→「スキャンのスケジュール設定」で設定します
- 毎日決まった時間にスキャンします。深夜などスマホを使わず充電中の時間などに設定しましょう。

IDモニタリング(ダークウェブ監視)の設定と使い方
McAfeeの有料版では、ダークウェブでのID情報流出を検知する機能が使えます。PC版を持っている方はそちらを使えばよいと思います。
設定方法
- アプリ内の「IDモニタリング」メニューを開きます。
- 右上の⚙マークをタッチし監視する情報の入力を行います。
- 流出が検知された場合、通知で警告されます。

発見された場合の対処法
ダークウェブでの情報漏洩の調査方法および発見された場合の対処方法については以下に詳しく書きましたので是非参考にしてください。
まとめ:スマホにも多層防御を
スマートフォンは私たちの生活に深く関わっています。McAfeeのような信頼性の高い有料セキュリティ対策ソフトを導入することで、以下のような安心を手に入れることができます。
- ウイルスや不正アプリの侵入を防止
- フィッシング詐欺からの保護
- ダークウェブへの情報流出を早期発見
- 紛失・盗難時の被害を最小化
無料の対策で不安がある方は、有料版の導入をぜひ検討してみてください。
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